動作確認

レビュワーの動作確認は、結合テストで発生するバグの件数を少なくするために重要です。 結合テストで発生するバグの件数が多いと、スケジュールの遅延や品質低下につながるため、機能単体レベルでの実装品質を上げる必要があります。

正常系と異常系の両方を確認

レビュワーは、正常系と異常系の両方を考えて、動作確認を行います。 正常系とは、期待するデータを受け取り、期待する結果が返ってくることを想定した場合のことです。 一方、通常ユーザーが入力しないであろうデータを送ったり、サーバー側でエラーが発生し、期待する結果が返ってこない場合を想定することを異常系と呼びます。

様々なケースのテストをしておくことで、結合テストフェーズで発生するバグの件数を少なくできます。

デグレの有無を確認

レビュワーは、コードの差分を見て、影響範囲を考え、デグレが発生していないか入念に確認してください。 デグレとは、それまで正しく動作していたものが、他の対応によって動作不全になる現象です。

周辺機能の確認

開発者は、担当したチケットの関連箇所の動作確認も行い、チケットに直接関係のない不具合やバグがあれば、PM に報告するようにします。 周辺機能の不具合なども予め対処しておくことで、結合テストフェーズで発生するバグの件数を少なくできます。

実機での確認

基本的には、手元の実機で触って動作確認を行います。 実機を触ることで、実機でしか発生しない不具合を見つけたり、アプリの改善点を早期に見つけることができるからです。