端末確認について

非機能要件の定義についてはサポートする環境をしっかり定義しておく必要があります。 サポートする環境が増えれば増えるほど開発コストの増加につながるので、開発するアプリの特性などに応じて、サポートする環境を決める必要があります。 事前に端末確認しておくことで後々の認識の齟齬によって生まれるトラブルを防ぐことができます。

モバイルアプリの場合

アプリがリリースされるまでは iOS の TestFlight または Android の APK ファイルで確認をします。 また、アプリの機能によっては API 等を使用するケースがあります。 そのため、開発が始まるまでにお客様へ必要な開発者アカウントの設定を行なっていただく必要があります。

Webアプリの場合

本番リリースまでは開発用サーバにアプリをリリースし、PCやモバイル端末のWebブラウザでアプリの動作を確認します。 開発開始までに、お客様と連携しながらサーバ構築・アプリ開発に必要なアカウント(AWSなど)やドメインを用意します。

端末/OS 確認

モバイルアプリの場合

エンジニアはお客様がどの端末を使用して動作を確認するのか、お客様の端末でバグが発生した際にどのバージョンで発生したのかを知る必要があります。 そのため、お客様が iOS/Android を所持しているのか端末は何か、どのバージョンを使用しているのかを必ず開発が始まるまでに確認しましょう。 プロジェクトによって指定の機種での確認がない限り動作端末の確認は少なくても iPhone 最小サイズ(360 x 780 もしくは 375 x 667)、iPhone 標準サイズ(390 x 844)、iPhone 最小サイズ(428 x 926 もしくは 430 x 932)、Android 端末 1 台は確認するようにしましょう。(2023 年 7 月現在) お客様が iOS/Android どちらかのみ保有している場合は保有していない端末を用意していただく、もしくは保有している方に確認していただくよう依頼しましょう。

Webアプリの場合

モバイルアプリ同様に、アプリに問題が発生した際は、端末名、OS/OSバージョン、ブラウザ/ブラウザバージョンといった前提情報を確認します。 要件定義などのプロジェクト初期段階で、アプリを開発する上での前提情報(端末、OS、ブラウザ、レスポンシブ対応の有無、PWA対応の有無)について、お客様と認識合わせを行いましょう。